【何度目かの式】4時間程度でサクッと遊べるループミステリー
最近発売されたの和風ミステリーADV『何度目かの式』をクリアしました。
一言で感想を伝えるなら、「本格的な推理ゲームとしては少し物足りないが、4時間で綺麗に完結するサクッと遊べる良作」です。
プレイ時間は約4時間程度。価格が1,300円ということで、インディーゲームのコスパ(プレイ時間に対する価格)を重視するゲーマーからすると「少し強気な値段設定だな」と本音では思ってしまいました。
ただ、短いなりに物語がしっかりまとまっており、休日などに一気に駆け抜けるにはちょうど良いボリューム感でした。
今回は、実際にプレイして感じた良かった点と、気になった点を正直にレビューしていきます。

『何度目かの式』の基本情報
ジャンル:伝奇ミステリーADV
対応プラットフォーム:Nintendo Switch、PC(Steam)、PS5、PS4、スマートフォン
Steam価格: ¥1,300 (税込) セール時 ¥ 988(税込)等
プレイ時間:(初回クリア想定)約4時間
難易度:★☆☆☆☆選択肢は間違えても選びなおし、追及パートも直前に戻れそんなに難しくない
『何度目かの式』はどんなゲーム?
基本システムは「死に戻り(タイムループ)」×「逆転裁判風の推理」です。 主人公が殺された状況を調べ、証拠を集めて犯人を特定するという王道の流れになっています。
ただ「タイムループもの」といっても、複雑に分岐するわけではなく、基本的には一本道で進むストーリーです。ループのギミックも最初から神に力を貸してもらっているものとわかります。主人公が記憶喪失で話が進むのですがそこらへんの謎はしっかり回収されます。
良かった点(魅力)
一枚絵(スチル)が非常に美しい
プレイしていてまず目を惹くのが、イラストの美しさです。キャラクターデザインはもちろん、重要なシーンで挿入される一枚絵のスチルがとても綺麗で、物語への没入感を高めてくれました。

だらだら長引かず、4時間できれいに完結する
無駄な引き伸ばしがなく、約4時間で物語の結末までスッキリと辿り着けます。「買ったはいいけど長すぎて積んでしまう」という心配がなく、週末に映画を1本見るような感覚で遊びきれるテンポの良さは大きな魅力です。
探索パートが親切でサクサク進む
推理ゲームによくある「画面のどこをクリックすればいいか分からなくて詰まる」というストレスがありません。調べる地点が事前に選べる親切な設計になっているため、スムーズに証拠集めを進めることができました。
気になった点(購入前の注意点)
推理の目玉パート「追求」の要素はあっさりしている
『逆転裁判』や『ダンガンロンパ』のような、相手の矛盾を激しく突いて追い詰めていくようなパートを期待すると、少し肩透かしを食うかもしれません。追及のフェーズが少なく、あっさりと終わってしまうため、「ガッツリ推理で脳汁を出したい!」という人には物足りないボリュームです。


クローズドサークルの設定等少し強引に感じる
ミステリーのお約束である「警察が介入できない状況」の理由が、「雨の影響で来られない」という少し不安定なものになっています。「雨が降っていなければ破綻していたのでは?」と思ってしまいますが、犯人側の「捨て身の策」として見れば、一応納得できる範囲には収まっています。
キャラクターボイスなし
正直これが一番大きい残念な要素。キャラ自体が多いのは仕方ないけどボイスがないので、登場人物の複雑な感情を文章だけではいまいち心情をはかれない感じが大きかったです。
総合評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| ストーリー | ★★★★☆ |
| キャラクター | ★★★★☆ |
| 推理要素 | ★★★☆☆ |
| 遊びやすさ | ★★★★★ |
| コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
| おすすめ度 | ★★★☆☆ |
ストーリー・キャラクター:物語自体はよくまとまっていましたが、一部展開に強引さを感じる部分や、キャラクターの背景描写がやや唐突に感じる箇所もあり、まとめて「4」としました。
遊びやすさ:探索のストレスがなくサクサク進められる点は文句なしの「5」です。
推理要素:目玉である追及パートのボリュームが少なめで、物足りなさを感じたため「3」としました。
コストパフォーマンス:1,300円でプレイ時間が約4時間ということもあり、コスパの面では手放しでおすすめとまでは言えず「3」としました。
以上を踏まえ、総合的なおすすめ度は「3」としています。
結論:『何度目かの式』はどんな人におすすめ?
✅ おすすめな人
- 美しいイラストやスチルを楽しみたい人(スチルは10枚程度です)
- 長いゲームを遊ぶ時間がなく、サクッと数時間でクリアできる作品を探している人
- 複雑な謎解きよりも、テンポ良く進む一本道のストーリーを楽しみたい人
❌ おすすめしない人
- 1,000円という価格に対して、数十時間遊べるような圧倒的なコスパを求めている人
- 『逆転裁判』のような、証拠を突きつける濃厚でハードな推理パートを期待している人
- ミステリーとして少しの矛盾も許容できないかた
まとめ
『何度目かの式』は、「圧倒的な神ゲー」と声を大にしておすすめするタイプの作品ではありませんが、4時間という短い時間の中で、美しいスチルと綺麗にまとまった物語をしっかり味わえる良作でした。
追及パートのボリュームや、キャラクターボイスがない点には正直物足りなさを感じたのも事実です。しかし、それを差し引いても「週末にサクッと1本、良質なミステリーを遊びたい」という需要にはしっかり応えてくれる作品だと思います。
長編ゲームに時間を割くのが難しい方や、まずは短編から推理ゲームの世界に触れてみたいという方には、ぜひ一度手に取ってみてほしい一作です。気になった方は、Steamのセールを狙ってプレイしてみてはいかがでしょうか
👇 個人的ににおすすめできるミステリーゲームをまとめた記事を書きました!ぜひみて見てください!

ちなみに、まとめ記事の中でも直近で個人的に一番ヒットだったのが『魔法少女ノ魔女裁判』です!
Steamで「圧倒的に好評」を獲得した超濃厚なデスゲーム×ミステリーなので、絶望的な展開や考察が好きな方はぜひチェックしてみてください。
