【アクアリウムは踊らない】幻想的な水族館の雰囲気は最高だが、物足りなさも【途中からネタバレ有】

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【アクアリウムは踊らない】幻想的な水族館の雰囲気は最高だが、物足りなさも【途中からネタバレ有】

『アクアリウムは踊らない』を全エンディング、アナザーエピソード含めてクリアしました。 一言で感想を伝えるなら、「世界観や雰囲気作りは素晴らしいが、ボリュームと価格を考えると素直におすすめしづらいゲーム」だと感じました。

元がフリーゲームなのもあり、Steamで販売されているミステリーゲーム『レイジングループ』や『シロナガス島への帰還』といった、圧倒的なコスパを誇る名作ミステリーを通過しているゲーマーにとっては、少しシビアな評価になるかもしれません。

今回は、実際にプレイして感じた良かった点と、気になった点を正直にレビューしていきます。

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『アクアリウムは踊らない』の基本情報

アクアリウムは踊らない

幻想的な水族館体験と親切な設計

『Ib』を彷彿とさせる幻想的な世界観、丁寧な水族館の描写

フリーゲームの名作『Ib』の舞台が、美術館から「水族館」になったような、独特の没入感があります。BGMも非常に雰囲気に合っており、幻想的で少し不気味な世界を探索するのが純粋に楽しかったです。
何より驚いたのは、ドット絵で描かれた海洋生物の多さと、その解説の細かさです。キャラクターの魅力もさることながら、探索しているだけで実際の水族館へ遊びに行ったかのような気分になれるうえ、しっかりとした知識も得られ、勉強になるレベルの情報量でした。

初心者にも優しい謎解き

謎解きの難易度は絶妙で、自力で解く楽しさをしっかり味わえます。また、行き詰まった時のためのヒント機能も充実しており、ストーリーを止めることなくサクサク進められる親切な設計でした。

⚠️ここから先は『アクアリウムは踊らない』のエンディング・真相に関する重大なネタバレが含まれます!未プレイの方は絶対にブラウザバックしてください!⚠️

魅力的なキャラクター【ネタバレ有】

気だるげだけど優しい主人公スーズ

基本的にダルそうな感じを出しつつ、やるときはやる主人公スーズ。個性的なクリーピーのボケのような発言を、一言で片づけるツッコミ気質。アナザーエピソードでルルが語った事も相まって、ちょっと口は悪いが素直になれないだけで気づかいの出来るいい子なんだなと思いました。

天然で何事にも動じないルル

個人的に一番好きだったキャラ。天然でふわふわだけどウミウシになったことも自然に受け入れたり、キティがクリーピーになっても「わぁ~綺麗~!」で済ませられる度胸を持ちながら、キティをいじるときはノリノリなドSさもあり色々な面が見れて惹かれていきました。

王子様気質で、頼れるレトロ

軍人のような服を着ていたため、スーズから大佐と呼ばれるイケメン女性。最初からスーズに対し意味深な態度をとっている。正体はスーズの幼いころの命の恩人のアルビノのホオジロザメ。敵に容赦ないのかと思わせておいて、ウツボなどにも切る振りをして一切クリーピーを傷つけていないという優しい人間(サメ)のようです。
個人的に深海の石に幸せを願ったはずなのにこの異世界が作られて辛かったんだろうなぁと思い、命を捨てる覚悟もかっこよかったです。

テンプレのようなツンデレ少女キティ

ニコを救うためにスーズの命を狙ってきますが、担当CVである釘宮理恵さんの演技が似合いすぎる、まさにテンプレのようなツンデレちょろ娘です。
一瞬でルルに好意を抱くのは流れ的にわかっていましたが、そのチョロさが見事でした。アナザーエピソードでルルにデレデレしている姿も可愛すぎます。

館長を最後まで愛したクリス

館長とその妻が強盗に襲われた時に、本物のクリスが持っていた深海の石に願い、人間の姿になったクリオネ。最初から狂ったキャラなのかと思っていたが、館長が妻にプロポーズしている回想で「館長が選んだ女性ですもの」と発言しているのを見て、本当に事件のせいで狂ってしまったんだなと思い、切なかったです。

気になった点:深堀りの物足りなさとボリューム


世界観の掘り下げが甘い部分がある

物語が進むにつれて謎は解明されていきますが、「ウミグモ」の正体など、結局最後までよくわからなかった要素も残ります。またスーズやルル、キティ以外のキャラ(トイ)などがどうやって迷い込んでしまうのか、クリーピーとして軽度なキャラ達は異世界がなくなったことで消えたのか?など詳しい背景が描かれていなかったりと、世界観の詳しい説明がもう少し欲しかった、というのが正直なところです。

また物語の真相に向かう流れが丁寧すぎるゆえか、展開がなんとなく予想できてしまう作りになっていました。強烈な「どんでん返し」や、脳が焼かれるような衝撃を求めているミステリーファンには、少し刺激が足りないかもしれません。
コウペンの”ツクシ”もあとで関係してくるんだろうなと思ったら何もなかったのも残念でした。
個人的にハッピーエンドが好きというのもあって、異世界が消えるとしても何もなかったように住民たちがいなくなるのが悲しかったです。


ただ作者さんが8年かけて作ったゲームということで、Wikiなどにキャラの名前がカクテルが由来だったりという細かい所のこだわりの情報も見つけることができたので、今後公式で情報がさらに明らかになっていけばいいなと思っています。

価格に対するボリューム不足感

本作はアナザーエピソードを含めても約7時間程度でクリアとなります。元がフリーゲームという背景もありますが、2,200円という価格設定を考えると、少し物足りなさを感じてしまいました。セールで1000円以下になることも多いSteamゲームの中で2200円は結構高いという印象があります。

まとめ

総評としては、「ゲームとしての手触りや雰囲気は一級品だが、2,200円出すならもう少し物語の深みや驚きが欲しかった」というのが本音です。

とはいえ、この幻想的な水族館の雰囲気は他では味わえないものがあります。Steamの概要を見て世界観に惚れこんでしまった方は買いですが、気になっているくらいの方はセール時にもう少し安くなってからプレイしても良いかもしれません。(それくらい今のSteamに魅力的な作品がセール時に安くなっている事が多いということですが。)

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