小ネタも満載!Vtuber法廷ミステリー『中の人は誰』の魅力と感想
Vtuberという存在において、ある意味タブーとも言える「中の人」問題。もしもその「中の人」を巡る事件が起きたら…? 今回は、そんなVtuberの世界観を中心に物語が進むミステリーゲーム『中の人は誰』をクリアしたので、その感想やレビューをお届けします!
本作は『逆転裁判』のような法廷バトルや推理パートが楽しめる本格派。Vtuberが好きな方はもちろん、推理・デスゲーム系のジャンルが好きな方なら間違いなく引き込まれる作品です。 ※記事の後半ではエンディングに関するネタバレも含みますので、未プレイの方はご注意ください!

『中の人は誰』の基本情報
ジャンル:アドベンチャー
対応プラットフォーム:Switch、PC(Steam)
Steam価格: ¥ 1,400(税込) セール時 ¥1,190(税込)等
プレイ時間:(初回クリア想定)約8~9時間
難易度:高 推理難易度は高め、ヒント機能を使わないとかなり難しい
『中の人は誰』の特徴、魅力
『逆転裁判』を彷彿とさせる本格的なゲーム性
ゲームは大きく分けて「事情聴取パート」と「裁判パート」の2つで進行します。
事情聴取パート
サナや警察からの情報提供に加え、作中のネット配信(くりぃぱ)やSNS「Y」(Xのようなツール)を駆使して証拠を集め、被疑者を事情聴取で追及します。


裁判パート
相手の弁護士の矛盾を突いたり、誘導尋問を指摘したりと、実際の裁判の仕組みにも触れられる奥深いシステムです。(結構難しく、間違えるとサナが代わりに「異議あり!」と助け舟を出してくれます。かなり助けられました)




逆転裁判のように矛盾に証拠を突きつけるといったところもあります。


「中の人」と「配信時間」を利用したアリバイ工作
タイトルの通り、「中の人は誰か」が最大の論点となります。犯罪の犯行時間に配信が行われていたため、「アリバイのない人物が、実は自分が配信していたと主張する」という、Vtuberという題材ならではの複雑な状況が生まれるのが最大の特徴です。


Vtuberファン必見の小ネタの数々
シリアスな本編の合間に散りばめられたVtuberネタが最高です!兎田ぺこらさんの「チキン冷めちゃったネタ(実績解除あり)」や「どーもどーも(アーモンド)」、がうるぐらさんの「a」、宝鐘マリンさんの「美少女無罪」など、ホロライブ関連のパロディが多く、Vtuber好きならニヤリとできる要素が満載でした。
⚠️ここから先は『中の人は誰』の攻略やエンディング・真相に関する重大なネタバレが含まれます!未プレイの方は絶対にブラウザバックしてください!⚠️
【ネタバレ全開】「これで解決」と思わせる巧妙なミスリード
鮮やかな「騙し」とバッドエンドの絶望感
初めは「小鹿つばさが中の人だとわかって、これで解決だ!」と思った矢先につばさが殺されるというデッドエンドになりました。正直どういうこと!?と混乱しましたが一つのバッドエンドという事を天童ここみ似のキャラクターに言われ章が解放されました。


章のフローチャートのやり直しができるようになりさっぱりわからない状況ですが再調査し、落合モモカを起訴、凶器が捨てられた現場の監視カメラにモモカが凶器を捨てる姿が現場の監視カメラに写っていたため、モモカが逮捕されるエンドになりました。


この二つを見たことによって、中の人がつばさで協力者がすみれという状況で起訴できるようになります。モモカを起訴したときのルートと同じ流れになったのですが、くりぃぱが証言を始めようとしたところで回想シーンが始まりました。まずつばさがくりぃぱの中の人であるという証拠を突きつけられ、それを認めました。そしてつばさと協力し真犯人を追い詰める熱い展開になりました。
最後には常に弱気だった彼女が仲間の存在で自ら犯人のナオに証拠を突きつけるまでになり、くりぃぱとしてしか発言できなかったところから成長を感じさせられました。


難易度の高さと苦戦した部分
ヒントがあるのでクリアできたが、正直頼らずにクリアするとなるとかなり高難易度だなと思いました。
アジの情報の引き出し方
一番苦戦したのがネット情報が埋まらず、色々配信やY(Xのようなもの)をくまなく探したのですがわからずヒントを見てしまいました。アジとのメッセージの受け答えを指定されたものを選択しなくてはならず、こんなのわかるわけない!と思っていたのですがこもりの最初の尋問でしっかり同じ流れをやっているのに後から気づきこんなところにヒントがあったのかと感動しました。



まとめ Vtuberを題材にし、すべての要素を使いこなした作品
業界での成人作品に対する問題から、Vtuberの中の人としての葛藤、恋愛の要素、トラブルからの卒業などVtuberで起こる問題すべてを上手く取り扱ったかなりよくできた作品だと思います。
逆にいうとVtuberのことをあまり知らないと少しピンとこない部分もあるかもしれません。Vtuberに詳しいかどうかで作品に対する感じ方がかなり変わると思います。
最終的に主人公がVtuberグッズを集めるオタクになっていたりと終わり方も面白く、Vtuber好きな管理人にはとても刺さる作品でした。


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