小説感覚で一気読み! 手軽に濃厚な惨劇を味わえるミステリーノベル
可愛いキャラクターデザインとは裏腹に、「血肉パズル」という不穏なワードが飛び出すほどのエグい殺人が巻き起こるギャップが魅力の『Ren:久遠島ワラベウタ連続殺人備忘録』。
本作はプレイヤー自身が推理して選択肢を選ぶようなシステムはなく、純粋に小説を読むような感覚で物語を追っていくビジュアルノベル形式のゲームです。約3時間でクリアできる、コンパクトな一作です。定価880円に対して少しボリュームが物足りないと感じる方もいるかもしれませんが、その分、休日にサクッと一筋縄ではいかない特殊なミステリーを体験できる手軽さが魅力の作品となっています。
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『Ren:久遠島ワラベウタ連続殺人備忘録』の基本情報
ジャンル:アドベンチャー
対応プラットフォーム:Switch、PC(Steam)
Steam価格: ¥880(税込) セール時 ¥792(税込)等
プレイ時間:(初回クリア想定)約3時間
難易度:なし(選択肢等はなく、小説を読む感覚で進むため)
『Ren:久遠島ワラベウタ連続殺人備忘録』の特徴、魅力
本作の一番の魅力は、キャラクターの可愛らしさと、それに反する残酷な世界観のギャップです。凄惨な事件が次々と起こる不穏な空気感は、ミステリー好きの心をしっかりと掴んでくれます。
また、推理パートにおいて特別な選択肢が発生するわけではないため、ゲームとしての難易度は実質「なし」と言っていいでしょう。ノベルゲームとして、物語の展開に集中して読み進めることができます。


プレイ前の注意点(グロ要素について)
本作をプレイする上で、グロ要素が苦手な方に少しだけ注意点があります。 直接的な臓器などのショッキングな絵はないものの、血の描写は頻繁に出てきます。さらに、ビジュアルで見せない分、テキスト(文章)で残酷な状況がかなり詳細に描写されるため、想像力が豊かな方や血みどろの展開が苦手な方は少しだけ気をつけてください。
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【ネタバレ全開】”シミュレーション”というもう一つの仕掛け
本作をプレイしていて少し気になったのは、途中から「シミュレーター」という物々しい機械装置が物語に登場し、SF的な要素が入ってくる点です。ミステリーとしての世界観に、急に近未来的なガジェットが割り込んでくるような違和感がありました。
しかし、最後までプレイしてみると、その推理要素自体は破綻していないことがわかります。 1回目の事件の途中からシミュレーション世界に繋がれ、最初に起きた2人の死(実際は自殺)までは現実で本当に起きているという仕掛け。そして、2周目の展開で「これはシミュレーションだ」とプレイヤーに気づかせ、最初の事件も含めてすべてがシミュレーションだったと錯覚させる構造は非常に巧妙でした。
シミュレーションという舞台装置を使いつつも、現実に起きた殺人の手順や動機などはしっかりとロジカルに作られており、ミステリー作品として十分に満足できる出来栄えでした。


まとめ
『Ren:久遠島ワラベウタ連続殺人備忘録』は、可愛いキャラクターと残虐な世界観、そして現実と仮想世界を織り交ぜたシナリオが魅力の作品でした。ミステリーとしての動機やトリックもしっかりと作り込まれており、物語の結末には確かな満足感があります。
ただ、Steamゲーム全体の価格帯を考えると、3時間でクリアできるボリュームに対して定価880円というのは、少し物足りなさを感じる部分もありました。 選択肢に悩むことなく、休日にサクッと読める残酷なミステリーノベルを探している方にはぴったりの作品ですので、気になった方はぜひプレイしてみてください。
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