呪われた一族の歴史と、隠し扉だらけの奇妙な屋敷
緻密な伏線や論理的な推理を楽しむアドベンチャーゲームは数多くありますが、今回紹介する『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』は、そうした推理要素を一切排除し、フィンチ家の人々に起きた「死」をただひたすらに追体験していく特異な作品です。
プレイ時間は約2時間ほど。基本的に一本道で進むため、サクッと遊べる手軽さがありながら、プレイ後に残る不思議で幻想的な余韻は他のゲームではなかなか味わえません。一人称視点で進むため、3D酔いが起きやすい人は少し注意が必要ですが、まるで自分が奇妙な屋敷の中を実際に探検しているかのような没入感があります。
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『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』の基本情報
ジャンル:アドベンチャー
対応プラットフォーム:PC(Steam)/ PS4 / PS5 / Switch / Xbox 等
Steam価格: ¥(税込) セール時 (税込)等
プレイ時間:(初回クリア想定)約2時間
難易度:低 選択肢や謎解きはなく、探索を進めればわかるもの
『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』の特徴、魅力
物語の舞台は、フィンチ家の人々が自分たちの住む場所をどんどん増築していったという、異様で巨大な屋敷。プレイヤーは、一人一人が住んでいた部屋に置かれた日記等の遺品を調べながら、彼らの人生を模した追体験をしていくことになります。 この屋敷には隠し扉が非常に多く、次々と新しい道が開拓されていく「家を探検している気分」が本作の大きな魅力の一つで、探索しているだけでも面白さを感じられます。
さらに目を引くのが、多彩で斬新な「追体験」の演出です。 体験の中には、その人自身の幻想的な出来事として、時には猫になったり、フクロウになったり、サメになったりするものもあります。
また、ある人物の生き様はアメコミ風のマンガとして残されており、プレイヤー自身が漫画のコマの中で動くという斬新なものもあったりと、とにかく演出が凝っているエピソードが多かったです。


⚠️ここから先は『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』の攻略やエンディング・真相に関する重大なネタバレが含まれます!未プレイの方は絶対にブラウザバックしてください!⚠️
※これから書く考察は公式の答え合わせではなく、管理人なりに調べ、プレイして辿り着いた一つの解釈にすぎません。「そういう見方もあるんだな」くらいの気持ちで読んでいただければと思います。
【ネタバレ全開】
本作を最後までプレイして最も印象に残ったのは、終わり方です。 ずっと主人公だと思って操作していたエディスが実はすでに死んでおり、この物語は「彼女が息子に向けた語りとして本に綴ったものだった」という結末でした。少し切ないですが、一族の記録を残すという意味で、とてもいい終わり方だったと思います。
結局、何が原因で一族に不運な死が起きてきたのか、明確なことはわからないままで終わりました。 私たちが追体験してきた出来事(動物への変身や漫画の世界など)が本当に起きた事実なのか、それともエディスが想像で書いたものなのかもわかりません。ですが、そういった「答えがない」ところも含めて、一人一人の人生を垣間見ている感じが不思議で、非常に幻想的な感覚に陥りました。


まとめ
『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』は、明確な答えを押し付けるのではなく、一人一人の人生の終わりを不思議な演出で体験させてくれる異色のアドベンチャーでした。
独特な世界観や、あえて「すべてを語りすぎない」作りは、プレイ後に静かな余韻を残してくれます。隠し扉だらけの屋敷のグラフィックや、遊び心に溢れた演出の数々は、約2時間という短い時間からは想像もつかないほど濃密な体験です。
一風変わった演出や、行間を読むような作品が好きな方はぜひ実際にプレイしてみてください。
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