超能力×ミステリーのデスゲーム!
今回は、12人の超能力を持つ高校生たちが謎の建物に集められ、黒幕を探し出すデスゲーム『Trick × Trick』(通称:トリトリ)をプレイしました!
「ダンガンロンパ」や「まのさば」ライクな雰囲気が気になってプレイしてみました。個人的には物足りない点があったりするのでクリア後の率直な感想や、推理ゲームとしての評価をまとめたいと思います。

『Trick × Trick』の基本情報
ジャンル:アドベンチャー
対応プラットフォーム:PC(Steam)
Steam価格: ¥1500(税込) セール時 ¥1200(税込)等
プレイ時間:(初回クリア想定)約7時間
難易度:★☆☆☆☆ 間違えてもペナルティなしで、答えもわかりやすくローラー可能
『Trick × Trick』の特徴、魅力
シンプルで遊びやすい『ダンガンロンパ』ライクな議論システム
本作は『ダンガンロンパ』を強くリスペクトした作りになっており、「間違った人物を指名すれば処刑される」という極限状態のデスゲーム要素もしっかりと踏襲されています。 一方でゲームのシステムとしては、証拠品を集める際、画面のあちこちをクリックして探索する必要はなく、物語を読み進めるだけで自動的に入手できるのが本作ならではの特徴です。

議論(裁判)パートも非常にシンプルで、自動で進行する発言の中から「黄色の文字」で表示された矛盾や嘘に対し、正しい証拠品を選んで突きつけることで物語が進んでいきます。日常パートの省略も含め、テンポ良くプレイできる点が魅力です。

可愛いキャラと雰囲気にマッチしたキャラクターボイス
議論の裁判中や、物語の重要なシーンにはボイスが付いています。オーディションで選ばれたキャスト陣ということもあり、個人的には声の演技がそれぞれのキャラクターにしっかり合っていると感じました。

総合評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| ストーリー | ★★★☆☆ |
| キャラクター | ★★★★☆ |
| 推理要素 | ★★★☆☆ |
| 遊びやすさ | ★★★★☆ |
| コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
| おすすめ度 | ★★★★☆ |
ストーリー:世界観は良かったものの、謎が多く残る続編ありきの終わり方で、本作単体ではスッキリと完結しなかったため「3」としました。
キャラクター:全員個性豊かで魅力的だった一方、各キャラの背景をもっと深掘りしてほしかった惜しさも含め「4」としています。
推理要素:事前に手がかりを集めてじっくり予想を立てるというよりは、議論パートの中でその場その場で発覚することも多く、トリックも単純なものだったので推理要素は「3」としました。
遊びやすさ:探索の手間がなくスピーディーにサクサク進む点は高評価ですが、既読スキップ機能などが備わっていなかった点が少し気になり「4」としています。
コストパフォーマンス:1,500円という価格に対してクリアまでのプレイ時間が約7時間半ほどでしたので、価格相応の妥当なボリューム感という意味で「4」としました。
⚠️ここから先は『Trick × Trick』の攻略やエンディング・真相に関する重大なネタバレが含まれます!未プレイの方は絶対にブラウザバックしてください!⚠️
【ネタバレ有】
魅力的な世界観と、エンディングへの「モヤモヤ」
本作の舞台は、AIが人々の選択の多くを代行する近未来。ある天才科学者が発表した自律思考型AI「H.O.W.(Heart of the World/ハウ)」――「世界の中心となる」という意味が込められたその名の通り、100年後の世界を実質的に支配するまでの存在へと成長していきます。

そんな管理された世界に、ある日突然「超能力」が発現し始めたところから物語は動き出します。H.O.W.を破壊するために超能力者たちが結成したのが「新人類同盟」。しかしその発足の代償として世界人口の2割が犠牲になったことで、超能力者は人権を認められなくなり、各地で「超能力者狩り」が横行する事態に。皮肉にも、この迫害が新人類同盟をさらに勢力拡大させる結果を招いてしまう……というディストピア的な構図が本作の背景にあります。

AIが管理する秩序と、そこに突如生まれた異物としての超能力――この対立軸だけでも十分に読み応えのある世界観で、超能力の出どころがキャラクターの「想い」に由来するという設定とも噛み合っていて、非常に練り込まれていると感じました。

ただ、これだけの背景設定がありながら、本作単体では新人類同盟の内情やH.O.W.側の思惑など、多くが語られないまま終わってしまいます。生き残った伊波や神楽をはじめ、多くのキャラクターの能力名(???)や詳細も明かされず、続編前提のような終わり方になっている点は少しモヤモヤが残りました。個人的に一番好きな伊波の能力名は、ぜひ知りたかったです……。

「たくさんの人にプレイしてもらえたら続編を考えている」とのことですが、本作単体ではスッキリと完結しないため、続編がないと終わり方に納得がいかない印象を受けてしまいます。ぜひ続編を作成し、先生の正体や今回生存したキャラクターたちのその後を深堀して欲しいと思います。

まとめ
『Trick × Trick』は、練り込まれたSF世界観と、スピーディーな議論パートが魅力の作品です。
一方で、日常パートの少なさや、推理における超能力の活かし方、そして多くの謎を残したまま終わる結末など、プレイヤーによって評価がハッキリと分かれる要素も多いと感じました。
テンポ良くデスゲームの雰囲気を味わいたい方や、能力と想いがリンクする設定に惹かれる方にはおすすめできる一作です!
👇 個人的ににおすすめできるミステリーゲームをまとめた記事を書きました!ぜひみて見てください!

ちなみに、まとめ記事の中でも直近で個人的に一番ヒットだったのが『魔法少女ノ魔女裁判』です!
Steamで「圧倒的に好評」を獲得した超濃厚なデスゲーム×ミステリーなので、絶望的な展開や考察が好きな方はぜひチェックしてみてください。
